【Amazonのカート取得方法まとめ】獲得率を上げるコツと条件を解説

Amazonカート取得の仕組みとメリット

Amazonカート取得とは、Amazon販売ページにあるお客様が購入するための「カートに入れる」ボタンが押されると、自分のショップから優先的に商品が売れていくことを指します。

また、カートを取得することで販売ページ上で購入を決定するための情報が表示されるため、Amazonカートの取得をしているセラーの方が販売につながりやすいと言えます。

【カート取得で表示される情報】
・付与ポイント
・ストア情報
・配送予定日
・在庫状況
・ギフト設定
・価格
・ショップ名
など

ネットショッピングという特性上、信頼できるストアからの購入が購買率にも影響するため、目に留まりやすく信頼感を与えるショッピングカート取得は上記の点からも重要と言えます。

Amazonカートを取得してるときとしてないときの表示を比較

赤矢印が「Amazonカート取得した」場合の表示、

青矢印が「Amazonカート取得していない」場合の表示です。

Amazonカートを取得している場合では、視覚的に情報が多く直観的に購入できる「カートに入れる」ボタンが押されることで、自動的に自身のショップから商品が売れていきますが、

Amazonカート取得していない場合は、下記画像の青矢印をクリックしてもらい、販売する経路となります。

青文字部分をクリックし、自身のセラーを選択してもらう必要があります。

ここで、表示されているのは同じ商品を販売している競合他社（セラー）です。

競合他社が多ければ多い程、羅列されるストアの表示数も増えていく仕組みになり、ひとつの商品に100のライバルセラーがいる場合は、1ページ目に表示されず埋もれてしまうケースも存在するのです。

Amazonカートを獲得する方法5つ

では、次にAmazonでカートを取得するための方法5つを紹介します。

・大口出品者であること
・注文不良率が低い
・キャンセル率が低い
・出荷遅延率が低い
・Amazonでの販売実績がある

これらをAmazonが総合的に判断し、各セラーのカート取得時間を決めています。

以下では、それぞれについての内容と対策方法について解説します。

大口出品者であること

Amazonでは、セラー登録する際に「小口出品者」か「大口出品者」のどちらかを選びます。

Amazonカートの取得をしたいのであれば、「大口出品者」としての登録が必須です。

月額4,900円の料金が発生する「大口出品者」ですが、販売機会が上がるAmazonカート取得につながるので登録しておきましょう。

注文不良率が低い

注文不良率とは、60日間のあいだでAmazonの3つの評価基準を守れなかった際に加算される数字の割合です。

①低評価率
②Amazonマーケットプレイス保証申請率
③クレジットカードのチャージバック率

この数値が1％を超えるとアマゾンアカウント停止リスクが上がり、さらにAmazonカートの取得ができなくなります。

①の低評価率とは、購入者からのマイナス評価のことです。

評価される基準は5段階あり、1や2という低評価をされてしまうとAmazonカート取得できる可能性が下がります。

②のAmazonマーケットプレイス保証申請率ですが、基本自己発送のストアが前提でつけられる評価のため、大口出品にしている場合は気にしなくて大丈夫な項目です。

③のクレジットレジットカードのチャージバック率では、購入者がクレジット決済で商品を購入したにもかかわらず「荷物が届かない」、「返品したが返金されない」などのトラブルが生じた際に、購入者がクレジットカード会社へ請求がおかしいとチャージバッグを申請する率のことです。
以上の指標を破らないように、注文不良率を1％未満に抑えることでAmazonカートの取得ができるようになります。

キャンセル率が低い

注文商品を在庫切れなどでキャンセルした場合、キャンセル率が上がります。

また、キャンセル率が2.5%を超えるとアカウント停止リスクも増えてしまうので、0％を保てるように在庫の確認をすることが大切です。

出荷遅延率が低い

出荷遅延率とは、出荷日を過ぎてしまった注文数を全注文数で割った数です。

対策としては、自己発送の場合のみ出荷遅延になるため、FBA発送へ登録をして商品を納品しておけば、出荷遅延になることはありません。

Amazonでの販売実績

Amazonでの販売実績は、カート獲得にとても重要です。

例えば、評価数が10の新規セラーと200件のベテランセラーがカート取得を争った場合、必然的に「販売実績」のある評価200件のセラーが優先的にカートを取得できます。

このように、 サービスを安定的に提供できる販売実績を目指すことで、Amazonカートの取得ができるようになるのです。

Amazonカートの取得確率を上げる方法3選

Amazonカート獲得の要件を満たした後は、よりカート取得につながりやすいように以下3つを意識しましょう。

・FBAへの登録
・在庫を増やす
・販売価格は適正価格に

FBAへ登録する

Amazonの配送方法には、3つの配送方法があります。

・自己発送
・マケプレ発送
・FBA発送

Amazonカートを取得するストアは、購入者に対して満足できる配送サービスを提供しなければなりません。

そのため、利用者に満足度の高いサービスを提供できる「FBA発送」や、自己発送ですがお急ぎ便に対応した「マケプレ発送」などが、Amazonカートの取得において有利に働きます。

在庫を増やす

Amazonカートの取得は在庫を大量に抱えている出品者の方が取得しやすくなります。

理由は、Amazonで大量に同じ商品を購入する利用者に対応できるためです。

不良在庫にならない商品であれば、在庫を持つことでカート取得の確率を上げてくれます。

販売価格

販売価格は、競争力の高い販売価格であればショッピングカートを取得できる可能性が高まります。

具体的に言うと、カートボックスを取得した経験が多い私の実感値では、最安値に近い価格がAmazonカートの取得に結びつく可能性が高いです。

絶対に最安値にしなければ取得できないというわけでもなく、総合的なセラーの評価によって決まることは間違いありません。

しかし、ライバルセラーが10人いて一番高い値段で取得できるかといわれれば、まず無理です。

商品の適正価格を見極め、商品価格をつけることが重要になります。

全ての条件をクリアしてるのに…Amazonカートを取得しづらいケース2つ

先ほど紹介したカート取得率を最大限にUPさせるポイントを実行しても、Amazonカートが取得がしづらいケースが存在します。

・Amazonがカート獲得している場合
・ライバルセラーが多い場合

この2パターンの場合は、非常にカートが取得しづらいです。

そのため、このようなケースを事前に認識し、仕入れ判断を検討＆対策していきましょう。

Amazonがカート獲得している場合

Amazonがカートを取得している商品は、非常にカート獲得が難しくなります。

カートが取得しづらくなる理由は2つあり、1つはAmazonには潤沢な在庫数が確保されていること。

2つめは在庫数を大量に持っているので最安値争い（価格競争）になった場合、追従されて価格競争が起こる可能性が高いからです。

また、購入者側も信頼性の高いストアから購入したい心理が働くので、AmazonサイトでAmazonが販売していればそちらを選ぶ可能性は格段に上がってしまうことも挙げられます。

ライバルセラーがかなり多い場合

出品者数が異常に多い商品を販売するとAmazonカートがとりづらくなってしまいます。

理由は単純で、価格が同じライバルが100セラーいるとすると、1/100の確率でカートを取り合うことになるからです。

ですので、仕入れ前に確認して仕入れて販売できるかをしっかり見極めることが重要です。

まとめ

Amazonカートの重要性や取得方法について詳しく解説していきましたが、いかがでしたか？

Amazonカートは、販売ページを大きく一人で独占できることから、ライバルセラーを出し抜ける画期的な仕組みだと言えます。

そのため、Amazonカートの取得するためには

・注文不良率を1％未満にする
・大口出品で契約する
・自社発送ではなくFBA発送にする

これらのポイントをしっかり守っていくことで、Amazonカートの取得確率を格段に上げる事ができます。

また、カートを取得するための大きなポイントとして、価格をFBA最安値にする必要があります。

そのため、販売の際はFBA最安値にして、競合が少ない商品ページでAmazonカートを独占するのがポイントです。

Amazonカートを獲得できる「絶対」の方法はありませんが、アカウント運営を健全に行うことで取得の可能性を上げる事はできます。

諦めずトライしてAmazonカートを取得し、自社の購買率を上げていきましょう。

せどりで悩んでいることや聞いてみたい事がありましたら、メッセージを頂ければと思います。

きっとあなたの力になれるはずです。