【せどりの棚卸方法を徹底解説】Amazon・プライスター・マカドの在庫数・総額計算方法を詳しく説明します
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目次
Amazonせどりで稼いでいる皆さんは、毎月棚卸を行っていますか?
棚卸(たなおろし)とは簡単に説明すると「在庫管理」のことで、残っている商品や製品などの在庫の数量をかぞえ、在庫の金額がどれだけあるかを計算することです。
Amazonせどりの棚卸は、毎月の在庫管理や確定申告の利用目的以外にも余剰在庫(1ヵ月以上売れ残った在庫)の管理を行うことで、FBAの納品制限リスクを下げることにもつながります。
今回は、Amazonの棚卸の必要性を理解するとともに、「Amazon」「プライスター」「マカド」3つのサイトで実際に棚卸を行う方法を紹介していきます。
せどりで棚卸をした方がいい理由3つ
せどりの棚卸をするべき理由は以下の3つの理由があります。
・確定申告作業と税金対策のため
・FBA保管手数料の適正化が図れる
・アカウントのFBA納品制限リスクを低下させることができる
以下では、それぞれについて順番に詳しく説明していきます。
確定申告作業や税金対策のため
棚卸が必要となる理由で一般的に言われるのが、「確定申告」に提出する年末在庫金額の決算作業のためです。
確定申告時、在庫をきっちり申請しないと確定申告が虚偽となり、発覚すると追徴課税が課せられる危険性があるので必ず行いましょう。
また、確定申告時に在庫は資産として計上されるという特徴があります。
そのため「在庫=資産=利益」と言う算出になり、期末に在庫が大量にあるとその分税金が乗ってくるので注意が必要です。
節税する対策としては、期末にのみ棚卸を実施しても結果的に在庫が吐ききれない可能性が充分に考えられるので、
毎月末に棚卸を実施することで売れ残っている在庫数の把握をし、年末に向けた在庫の削減対策が出来ます。
FBA保管手数料の削減と見直しができる
AmazonではFBAに納品していると保管在庫に手数料がかかります。
そのため、毎月棚卸を実施した場合、余剰在庫が表面化して、在庫を減らす対策が打てるようになります。
なので、在庫を棚卸で管理することは、FBA保管手数料を削減することにつながるというわけです。
アカウントのFBA納品制限リスクを低くすることができる
2020年1月1日より、在庫パフォーマンス指標が400未満の場合、四半期終了の6週間前に在庫保管制限が発生する危険性があるとAmazon規約で発表されました。
在庫パフォーマンス指標と制限の発生とは…?
FBA在庫保管率がAmazon規定の目標数値より低く、
商品が売れずに残っているとFBAへの納品を制限しますということ
なので、販売の回転数が遅い商品ばかりをFBAへ納品している出品者は、パフォーマンスを改善する必要があります。
そんな時に、毎月棚卸をしていればどの商品が長期間売れていないかが一瞬で把握し、対策ができるため在庫パフォーマンス指標の改善につながります。
それに役立つ「棚卸」を使わない手はないでしょう。
棚卸を実施する方法
Amazonの棚卸を実施する方法は、以下の2つがあります。
・Amazonで棚卸をする方法
・外部ツール(プライスター・マカド)を利用して棚卸をする方法
以下では、それぞれの棚卸の方法を順番に説明します。
Amazonで棚卸をする方法
Amazonで棚卸を実施する方法は、Amazonのフルフィルメントにある「スナップショット」のレポートをダウンロ―ドし、エクセルに読み込ませ、関数を使い手動で計算する方法です。
1.レポートタグの「フルフィルメント」をクリックします
2.「在庫スナップショット(日次)」をクリックします
3.「ダウンロード」を選択、レポート期間「日付」を選択します。
4.「ダウンロードのリクエスト」をクリックします
5.「レポートのステータス」の「ダウンロード」をクリックし、ダウンロードしたファイルを開きます
6.ファイルに「仕入れ金額」・「仕入れ合計金額」を入力していきます
・仕入れ金額欄に「商品の仕入れ金額」を入力
・仕入れ合計金額欄に仕入れ金額×数量=「仕入れ合計金額」となるよう計算式を入力
式)仕入れ金額列英字*仕入れ個数列英字
つまり上画像J14の金額を導き出したい場合は「I11*E14」と入力しましょう
(*はエクセルで×を表す記号です)
7.「期末合計額値」の欄を自分で作成し、右のセルに「仕入れ合計金額」の合計値(=SUM)を入力すれば、棚卸の総合計金額(在庫金額)が算出されます
以上で、Amazonでの棚卸(在庫管理)が完了です。
在庫の数も合計すれば、残っている商品や製品などの在庫の数量と、在庫の金額がどれだけあるかを計算することができます。
外部有料ツール「プライスター」で棚卸する方法
Amazonの棚卸を簡素化してくれる外部ツールの1つ目は「プライスター」です。
主なツール機能は、売上管理や価格改定ツールなど様々な販売促進をしてくれるサポートツ―ルですが、なんと棚卸もできるという痒いところに手の届くツールです。
【プライスター棚卸のメリット】
・「COST」に仕入れ額を入力すると、自動で「粗利」計算ができる
・仕入れ金額を正確に入力しておけばそもそも棚卸をする必要がない
このように、プライスターの棚卸はAmazonでの棚卸と違い、棚卸の時間を大幅に短縮できるというメリットがあります。
以下では、プライスターの中でも簡単に棚卸ができる方法2つを紹介します。
プライスタートップ画面の在庫金額を見て棚卸する方法
プライスターのホーム画面には、月ごとの「売上」・「仕入」・「利益額」・「販売価格での在庫金額」・「仕入れ金額での在庫金額」が表示されているため、瞬時に棚卸(在庫管理)をすることができます。
「仕入れ金額」の記載漏れなどがあると、この表記も間違った表示になるので、プライスター画面上部の「売れた商品」欄より、棚卸をする前に仕入れ金額が記入されているか一度確認しましょう。
「出品商品」では出品した日も確認できるので、1か月以上売れていない商品は価格改定を行うなど、在庫を減らせるように工夫しましょう。
CSVファイルを使って棚卸をする方法
プライスターのCSVファイルを利用して棚卸をするメリットは、プライスターのトップ画面表示で起こり得るCOST(仕入れ金額)の記載漏れを防げるところです。
年度末の確定申告では、正確な数値を入力していないと脱税にもなりかねないので年度末は特にCSVファイルを利用し、正確な棚卸を行いましょう。
1.ホーム画面の「在庫を見る」から「現在庫のダウンロードと編集」をクリックします
2.「自己発送在庫リスト」か「FBAの在庫リスト」があるので、どちらかを選択します
※両方の配送方法で販売している場合、両方のファイルを棚卸する必要があります
3.CSVファイルをダウンロードしたら「number(商品個数)」と「cost(仕入れ金額)」に金額が記入されているか確認しましょう
※下画像のように、COSTに「0」と記載されている商品は仕入れ金額の入力漏れですので、修正していきましょう
4.上記を確認したら、number(商品個数)×cost(仕入れ額)=仕入れ金額合計になるように、「仕入れ金額合計」欄に算出する式を入力しましょう
式)「仕入れ金額列英字」*「仕入れ個数列英字」
つまり上画像J17の金額を導き出したい場合は「D17*G17」と入力しましょう
(*はエクセルで×を表す記号です)
5.算出された仕入れ金額を全て合算します。これで、プライスターでの合計仕入れ金額が算出されました
以上で、プライスターでの棚卸は完了です。
在庫数と在庫金額が分かるので、長期間売れ残っている商品は価格を下げるなどして減らすようにしていきましょう。
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アプリやプライスター急便についても解説
マカドで棚卸をする方法
Amazonせどりの棚卸に使える二つ目のツールはマカドです。
マカドとはプライスターのような売上管理・価格改定などを主軸としたツールになります。
【マカド棚卸のメリット】
・「PurchasePrice」に仕入れ額を入力すると、自動で「粗利」計算ができる
・仕入れ金額を正確に入力しておけばそもそも棚卸をする必要がない
プライスター同様、Amazonのレポートを使った棚卸とは違い、出品した際に仕入れ値を入れておけば自動で在庫数と在庫金額を計算してくれる仕組みです。
また、マカドにも、棚卸の方法が2種類ありますので、取り組みやすいほうを選択してください。
マカドトップ画面の在庫金額を見て棚卸する方法
マカドのトップ画面にも「総在庫金額」を表示できる欄があり、仕入金額が正確に入力できていると、下記の「総仕入れ価格」欄に総仕入金額が表示されます。
プライスター同様、これは棚卸で算出する総在庫合計金額になりますので、この画面を見ることで棚卸が行えます。
CSVファイルを使って棚卸をする方法
マカドのCSVファイルを利用して棚卸をするメリットは、仕入れ金額の記載漏れを防げるところです。
年度末の確定申告では、正確な数値を入力していないと脱税にもなりかねないのでCSVファイルを利用し、正確な棚卸を行いましょう。
1.月末商品データCSVダウンロードより月の指定を行い、「月末ファイル」をダウンロードします
2.ダウンロードできたら、ファイルに記載の「Stock=在庫数」「PurchasePrice=仕入れ価格」を確認します
3.Stock(在庫数)とPurchasePrice(仕入れ価格)が確認できたら、仕入れ金額合計のセルを作り、「仕入れ金額合計セル」へ「Stock(在庫数)」×「PurchasePrice(仕入れ価格)=仕入れ金額合計」となるように計算式を入力します
4.計算式を全て入力したら、次に「期末合計値」のセルを作り、右に空欄を設け、そこに「仕入れ金額合計」を全て合算する計算式を入力しましょう
算出された数字が、棚卸で必要な「総在庫金額」です。
確定申告が近い時期には在庫金額を減らして節税ができるように、毎月棚卸を行って不良在庫は価格を下げるなどして売りさばくようにしましょう。
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まとめ
棚卸の必要性を振り返り、Amazon・プライスター・マカドの実際の棚卸方法を順番に説明してきました。
主に確定申告の対策目的がある棚卸ですが、日々管理していくことで、売上や余剰在庫の削減などなど複数のメリットがあることを理解していただけたのではないでしょうか?
また、棚卸の方法には、全ての方法で「仕入れ価格」の入力が必須となっています。
棚卸を少しでも始めようと考えた方は、早めに仕入れ価格の入力を行っておきましょう。
せどりで悩んでいることや、聞いてみたい事がありましたら、メッセージを頂ければと思います。
きっとあなたの力になれるはずです。
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この記事を書いている人
メガネちゃん
高校卒業後、入社した会社の人間関係が嫌になって思い切って地元の北海道を飛び出しせどりを始めました! 店舗・電脳で中古商品を主に仕入れています♪ 「せどり女子」として現役でせどりをしています!